GTX950|性能スコア11200のローエンドモデルグラフィックボードです。
2015年8月遂に登場した低コストローエンドモデルの50番です。最初に結論から言ってしまうと、GTX950はGTX750TiとGTX960の中間に位置する性能になっています。
ややGTX960寄りかもしれませんが、ご祝儀価格の今はGTX960よりも値段が高い状況です。GTX950搭載モデルならまだしも、グラフィックボード単体で見ると少し様子見が必要だと思います。廉価版GTX960か、強化版GTX750Tiか、判断は難しいですがGTX960同様GM206をベースにしているので廉価版GTX960でしょう。
このグラフィックボードは従来のグラフィックボードと大きく違う点があります。それは「MOBA」というジャンルに適した製品となっていることです。MOBAとは、LoLを始め世界で人気の高いゲームジャンルであり、プレイヤー人口も非常に多くなっています。
全体的な性能で見るとGTX950は大した性能ではありません。ただ、MOBAをメインにプレイする人にとってはGTX980みたいな高性能なグラフィックボードは必要ありません。かと言って性能不足な低スペックなものを搭載するわけにもいきません。
そこで登場したのが、グラフィック性能は低いながらも描写のクオリティとパフォーマンスを底上げした50番台、GTX950です。LoLやDota2などはグラフィックこそ綺麗であっても基本的に見下ろし型でグラフィック性能をそこまで必要としていませんでした。
それでも基本はRTSですから、遅延などがあっては致命的なロスになり負けが近づいてしまいます。オンボードでプレイできないこともありませんが、少し厳しいというゲーム全般に適したといったほうが的確かもしれませんね。
性能はGTX960に近いのは間違いありません。TITANとGTX750Tiの関係のようにベースは同じでも中身がカットされている部分があります。なので性能ではGTX960には及ぶことはないでしょう。
優れたグラフィックボードを必要としないローエンド〜ミドルあたりには画期的なグラフィックボードになる可能性もあります。しかし、前述の通り発売したての今は価格が高めに設定されているので、少し様子は見るべきです。
ゲーム向け、というよりもプレイするタイトルが決まっているなら選択してもいいのではないか、という感じです。価格が下がり適正価格の1万5000円〜1万9000円くらいになればさらに選択肢は広がります。GTXの50番としては初めて補助電源が必要になったモデルで、消費電力や発熱に関してもミドルクラスと同等になったというデメリットが存在しています。
比較対象となるGTX750Tiには負けないでしょう。GTX960相手だと勝てる場面はほぼありません。しかし、Radeon製のR7 370やR9 270には全面的に勝っているので構成的な性能では劣っていも実践ではリードしています。
価格が落ち着きさえすれば、おすすめの製品となるポテンシャルがあります。一方、価格の下げ幅が小さいと微妙な感じになりそうです。グラフィックボード単体で交換を考えているのであれば同時にGTX960も検討してみたほうが良いでしょう。
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おすすめの電源
消費電力 | 120W |
---|---|
最低電源 | 450W |
推奨電源 | 500W |
おすすめ電源 | 80PLUSブロンズ認証取得ショートタイプATX電源 「剛力短2プラグイン」 500W SPGT2-500P/A |
GeForce GTX950スペック
CUDAコア | 768 |
---|---|
ベースクロック | 1024MHz |
ブーストクロック | 1188MHz |
メモリクロック | 6.6 Gbps |
メモリ最大バンド幅 | 105.6 GB/sec |
最大デジタル解像度 | 5120×3200 |
最大VGA解像度 | 2048×1536 |