Radeon R9 380はミドルエンドグラフィックボードです!
Radeon R9 380はまずまずのコストパフォーマンスの良さが魅力です。GTX960に対抗する製品ですが、性能は少し落ちます。
残念ながらGTX960に比べると優っている箇所はほとんどないので、現在はあまり注目されていません。
性能ではほぼ全ての場面でGTX960が上回っていますし、消費電力もGTX960のほうが30%ほど低くなっています。基本的には選択肢に入れる必要はないでしょう。もう少し細かくみていきましょう。
最安値モデル
- GTX960 21,000円程度
- R9 380 23,000円程度
上記の通り価格でもGTX960に分があります。また、大手BTOショップのドスパラやG-tuneではこれらのこともあってかR9 380搭載のパソコンはありません。ではどういったユーザーに適したグラフィックボードなのかを詳しく検証してみましょう。
スペック的にはシェーダプロセッサ数、演算ユニット数、テクスチャユニット数、メモリインターフェイス、メモリバス帯域幅等ほとんどの項目においてR9 380が圧倒しています。数値では完全にR9 285のリネームモデルとなってしまっているのが残念なところです。
GTX960はGTX760と比べ、高い負荷に弱くなって低い負荷に強いという短所よりも長所を伸ばす方向になっています。そのGTX960の弱点である高負荷の場面でさえもR9 380は追いつけていません。メモリクロックやブーストクロックの数値が少し低いことが影響しているのでしょうか。DirectX11の高負荷では若干R9 380が上回る場面もありますが、それでも大体はGTX960が上回ります。
テスト環境の差で逆転しそうなほどの差しかないこともありますので、実際にどちらが性能的に優れているかと言われると難しいところです。スコアは大きな差ではないので、グラフィック性能はほぼ同等です。
ただ、消費電力がGTX970をも超えてしまうほど大きいため、仮にパソコンに搭載するとなると少し容量の大きい電源が必要になります。消費電力が高くなるとそれだけ発熱も大きくなります。更にそうなるとファンの音も大きくなってしまいますから、熱くなりやすくうるさいグラフィックボードとなってしまいます。
もしどちらかを選ぶなら間違いなくGTX960をおすすめします。R9 380を選択するのが間違いというわけではありませんが、4GBモデルは性能的にあまり恩恵がないので微妙です。
R9 380はこんな方におすすめ
以上のことからR9 380を選択するのに適している人は
- Radeon製のグラフィックボードが好き
- ミドルエンドクラスのグラフィックボードを探している
この2つに該当したユーザーということになります。
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R9 380に最適な電源
最低電源 | 500W |
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推奨電源 | 750W |
おすすめ電源 | Silver Stone STRIDER PLUS Series 750Wプラグイン方式80Plus Silverシングルレール |