Radeon製ハイエンドグラフィックボードR9 390X評価・レビュー
R9 390Xは、NVIDIAのGTX980に対抗するRadeonのグラフィックボードです。性能的に場面によって勝ったり劣ったりです。総合的に見ると若干下回りますが、ほぼ同等に近いと考えても良いですね。
安定性に欠けているようにも思います。しかしながら、高負荷の場面ではGPUメモリ8GBのおかげで高い性能を発揮します。ただ、このグラフィックボードはコストパフォーマンスは素晴らしいのですが、消費電力が尋常ではありません。
ウルトラハイエンドモデルのGTX980TiやFury Xよりも遥かに高くGTX980の1.6倍となっています。このデメリットがあるため、GPUメモリを多く消費する用途でなければメリットが上回ることは少ないでしょう。
さて、このR9 390Xを始め300シリーズはリネームモデルの位置づけとなっています。しかし性能は僅かに上がっており、GPUコアブーストクロックが1000MHzから1050MHzへ、メモリクロックも5500MHz相当から6000MHz相当へ。メモリバス帯域幅も増えていますから、リネームというよりもOCモデル、高クロックモデルと言ったほうが正しいのかもしれませんね。
何より、最大の長所は8GBという大容量GPUメモリで高解像度にも対応できるようになっていることでしょう。前述のとおり、これがデメリットを生んでいますので高解像度での使用予定がなければほぼメリットは失われてしまいます。ただでさえ大きめの音が消費電力の高さ=発熱であるため、ファンの音が目立ってしまいますので静音性とは無縁の位置。
シェーダプロセッサ2816基はGTX980の2048基と比べて約38%多く、テクスチャユニット176基はGTX980の128基と比べて約28%多いです。確かに多ければ良いというわけではないですが、これだけ性能に携わる箇所が上回っていれば相応の性能は出ますよね。ただ、やはりメリットも大きいですがデメリットも大きいので惜しい評価になっています。
高解像度に完全対応するにはGPUメモリはともかく、性能が足りないという根本的な問題があります。ウルトラハイエンドではなく、ハイエンドモデルであるため中途半端となってしまっている現状です。GTX980よりも大きく値段の差がつけば選択肢としてはありですが…。
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